(1)ソーシャルアパートメントってどんな住まい?仕組みを解説!
ソーシャルアパートメントは、従来型の個室に加えて、ラウンジなどの充実した「パブリックスペース」が併設された交流型賃貸マンション。プライベートを確保しながら住人とのコミュニティを楽しめる、”世界が広がる”新しい居住スタイルです。
実際にはどんな住まい方なのか、ソーシャルアパートメントの特徴的な仕組みを解説します!
ソーシャルアパートメントの仕組み
ソーシャルアパートメントは大きく分けると以下の3つの要素で成り立っています。
従来型のお部屋(個室): 一般的な賃貸マンションと同様、自分のお部屋があります。お部屋は水回りが共用の1BRやキッチンやトイレなど水回りが付いた1Kなど、物件によって様々で、いずれも個々のプライバシーが守られます。
充実したパブリックスペース: マンション内には住人が24時間いつでも予約なしで利用できるパブリックスペースが用意されています。代表的なパブリックスペースであるラウンジ以外にも、物件によっては、仕事がしやすいワークスペースや大迫力で映画やゲームが楽しめるシアタールーム、体を動かせるスタジオなど多様な共用スペースがあります。
コミュニティ: 多くの人がマンション内に住み、その住人が集まることができるパブリックスペースがあることで、住人間の交流が生まれます。日常生活での挨拶やちょっとした会話など気軽なコミュニケーションから、一緒に食事をしたり遊んだり、時には住人が企画するイベントに参加するなど、様々な交流が楽しめます。
ソーシャルアパートメントならではの特徴
(1)室数の多さ
ソーシャルアパートメントの居室数は平均すると約60室。居室数の多い物件では100世帯以上の物件もあります。多くの住人と交流ができることはもちろん、ある程度の居室数があることで、物件の共用部も広くなり、住人同士の適度な距離感を保つことができます。自分のライフスタイルに合わせてプライベートと交流を選択することができるのが、ソーシャルアパートメントならではの特徴の一つです。
居室数によっても物件の雰囲気が違うので、どのソーシャルアパートメントにするか検討する際には、選ぶ基準にしても良いかもしれません。
▶参考:最大180世帯!物件規模によるソーシャルアパートメントの違いとは?
また、そのスケールメリットを活かし、一人暮らしでは手に入りにくいハイクオリティな家具や家電が備え付けられています。デザイナーが設計した共用部には、ホテルのラウンジのようにくつろげる家具が揃い、多様な料理を楽しめる調理家電も充実。一人暮らしと比べて、よりグレードアップした暮らしを実現できます。
▲上・ネイバーズ東十条のラウンジ。ホテルのラウンジのような非日常的なデザイン ▲下・ネイバーズ東十条のキッチン。一人暮らしではなかなか手に入れられないような、バルミューダのトースターやパナソニックのオーブンレンジ「Bistro」が並ぶ。
(2)プライベートを保ちながら交流を楽しめる、を叶える導線設計
ソーシャルアパートメントの大きな魅力はなんといってもコミュニティ。一方で、一人になりたい日もあるはず。そんなときには一人でも過ごせるように、すべてのソーシャルアパートメントも「共用部を通らずにお部屋に帰れる」導線を用意しています。
▲左・ネイバーズ鷺沼の1階レイアウト図。共用部の逆側、エントランスのすぐ左に階段があり、2,3階の住戸階へ続く。▲右・2階のレイアウト図。2、3階は住戸のみとなり、パブリックスペースとプライベートスペースがしっかりと分けられている。
(3)共用部は運営会社(グローバルエージェンツ)が管理
ソーシャルアパートメントの共用部は、シェアハウスのように「入居者全員の所有物」ではなく、運営会社であるグローバルエージェンツが管理するスペースです。そのため、私物の放置やラウンジでの睡眠を禁止するなど、いくつかのルールが設けられています。やや制約があるように感じるかもしれませんが、これらのルールがあることで清潔感が保たれ、マナーの良い環境が維持されるため、誰もが快適に利用できる共用空間となっています。
また、清掃や管理は外部業者に委託せず、自社の社員が直接行っているため、常に清潔な状態が保たれています。
▶参考:ソーシャルアパートメントの裏側紹介 Vol.1
まとめ
「一人で過ごす時間を大切にしながら、必要な時に心地よい距離感で人とつながる」——そんな暮らしを求めているなら、ソーシャルアパートメントはきっと良い選択肢になると思います。一方で、具体的にシェアハウスとどんな違いがあるのか知りたいという声もよく聞きます。次回はソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いを徹底解説していきます!
次回の記事 : (2)ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いとは?