「みんなの食堂」あなたはどの具材を選ぶ?十人十色のホットサンドづくり|ネイバーズ井の頭公園
1年ぶりの開催となった「みんなの食堂」。『料理人と一緒につくる』ワークショップ型のコンテンツを追加し、さらにレベルアップしてお届け。今回は、関東と関西から1物件ずつ開催場所となるソーシャルアパートメントをピックアップし、それぞれに異なる2名の料理人を迎えての開催となりました。
「みんなの食堂」は、『物件の垣根を越えてみんなで同じ食卓を囲む』をコンセプトに、料理人をソーシャルアパートメントの共用部キッチンに招き、各地エリアのソーシャルアパートメントから集った入居者さんと、みんなでひとつの食卓を囲み食事をするイベントです。
というのも、ソーシャルアパートメントの共用部のキッチンやダイニングといった空間は、入居者同士が「はじめまして」と最初の挨拶を交わしたり、「最近どう?」と何気なく会話を繰り広げては仲を深めていく『日常』の空間なのです。そんな『日常』の空間で、美味しい食事を一緒に作って囲めたら、はじめましてであろうと、物件の垣根さえも関係ない程に気軽に自然と新しい仲間との会話も弾んでいくのではないか・・。そんな想いと期待を込めて、「みんなの食堂」を定期開催しています。
この記事では、10月27日に関東は『ネイバーズ井の頭公園』で開催された「みんなの食堂」の様子をご紹介します!
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今回は、弊社ホテル(slash川崎)のレストランから料理人 古屋氏が『ホットサンド』づくりをレクチャーしてくれました。料理開発も手がける若き料理人が魅せてくれたのは、自由に具材を選ぶ楽しさと、こだわりの具材はひと手間の工夫でワンランクアップするということ。
早速、3チームに分かれてワークショップを開始。今回は、お料理初心者の方から日常的にお料理をされる方まで、「お料理をすること」への親しみのレベルはまちまちでしたが、比較的簡単な作業から少し挑戦できるような内容も交えてワークショップをお届け。皆さんとても積極的に参加してくれました!
惑わせられる、18種類の具材と5種類のソース
1チーム目は、具材を分ける作業。沢山の具材を、均等に分けていきます!分けても分けても次々と出てくる具材に参加者さんもびっくり。「これは何だろうね?」という会話も聞こえてくるなか、真剣に、丁寧に、容器に移して分けてくれていました!
ホットサンドに詰める具材のセレクションは、なんと全部で18種類。ほぐしたスペアリブやオーブンでじっくり焼き上げたタンドリーチキンといった食べ応えのある具材から、アボカド、トマト、チーズなどの王道具材、果物はオレンジ・・?と一見「どんな味になるんだろう?」と思ってしまうような具材まで様々。さらには、ソースも、タルタルソースやサルサソース、バジルマヨなど全5種類をご用意。
名称カードも添えて、まさに具材のビュッフェが完成!
みんな大好きタルタルソース、あなたはどっち派?
次のチームは、タルタルソースづくり。皆さんが親しみのあるタルタルソースといえば、「ゆで卵」でつくるタルタルソースが主流ですよね。でもタルタルソースって、そのゆで卵を茹でるのに時間がかかったり、程よい塩梅の茹で時間の調整が難しかったりしませんか。
ということで、今回は新しい形のタルタルソースを料理人の古屋氏が考案し、紹介してくれました。それは、「ゆで卵」の代わりに「炒り卵」でつくっちゃうタルタルソース。フライパンでさっと炒めた炒り卵だったら、簡単で時間短縮にもなるし、ゆで卵でつくるタルタルソースとはまた違った食感や味わいが演出されます。
炒り卵と、マヨネーズ、玉ねぎ、コンソメなどなど、調味料をボウルに入れて混ぜるだけであっという間に完成。実は今回、ゆで卵でつくったタルタルソースもご用意していたので、2種類のタルタルソースを味見してもらいました!皆さんは、どっちがお好みだったのでしょうか?
鶏肉は切り方にひと手間を
最後のチームは、タンドリーチキンのしたごしらえ。まずは、なかなか知る機会も少ない鶏肉の切り方のレクチャーから。参加者の皆さん、前のめりになって古屋氏の説明に耳を傾けていました。
早速、コツを掴んで丁寧に捌いていく参加者の皆さん。「ソーシャルアパートメントに入ってから料理をはじめてみた!」という方もいるくらい、料理にハマったり、極めてみたりと、色々な知識や技術を吸収することに熱心な方が多いのも、納得ですね。
切った鶏肉は、タンドリーチキンの漬けダレにしっかりと漬け込み、味付けが馴染むのを待ちます。古屋氏が漬けダレのレシピを紹介すると、参加者の皆さんは一生懸命メモを取っていました。是非、物件に戻ったら、他の入居者さんとも一緒に作ってみてくださいね!
いざ、パンに挟まれるは・・彩りか食べ応えか
具材の準備も完了したところで、ここからが本題のホットサンドづくり。並べられた18種類の具材と5種類のソースの中から、各々の好きな食材を選んで詰めていきます。さて、皆さんはどんな具材を選び、ホットサンドを彩っていくのでしょうか!
「どの具材を入れようか~」という会話があちこちで聞こえてくる中、「シェアして色んな種類が食べれるようにしよう!」と作戦を練って参加者同士で手分けしてアレンジする方もいました。これだけの種類の具材だと、やっぱり迷っちゃうし、色々試したくなりますよね・・。
パンから溢れ出てしまいそうで、少し控えめに詰めてしまいがちですが、実は思っているよりも具材は盛り盛りに入れてしまっても大丈夫なんだそう。具材を詰めたら、想像の倍以上、ラップで強めにぎゅぎゅっと巻き上げるのがコツなんだとか。レンジで馴染ませて、フライパンで焼き上げていきます!
食卓を囲んで、いただきます!
皆で作ったホットサンドは、全部で27個。余った具材をサラダ菜にのせて作った即席サラダもテーブルに並べて、いざ実食!!それぞれの具材チェックリストを覗き込みながら、いろんなアレンジのホットサンドを食べてみるのも、楽しみ方の一つですね。
食卓いっぱいに並べられた、十人十色のホットサンドを囲んで、どんな会話が繰り広げられていたのでしょうか。
今回は、関東での開催につき、関東の11物件のソーシャルアパートメントの入居者さんが申込・参加してくれました!「みんなの食堂」は今後も、定期開催を予定しております。次はどんな料理人とどんな料理を作り、囲めるだろうか・・。皆さんにお会いできることを楽しみにしています!
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【編集後記】
筆者もソーシャルアパートメントに住んでいたことがある。そこで過ごした時間を思い返すと、思い出は、大切な仲間と美味しい食事やお酒を囲んでいた時間が大半な気がする。
「衣・食・住」とも言う、『食』こそ、だれもが親しみのある「日常」ではあるが、ドラマチックでもなんでもないそんな日常の瞬間を、今でもドラマのワンシーンのように鮮明に覚えていたりもする。食卓を囲み、食事をする。それは実はとても尊いことなのかもしれない。そして、それを『住』を共にする物件の仲間と共有できるのも、ソーシャルアパートメントという暮らしならではで、この「瞬間」を共にする者が得られる特権でもあるのかもしれない。今回の「みんなの食堂」に参加してくれた入居者の皆さんがキッチンに集い、食卓を囲み、食事を愉しむ表情を見ていたら、そう思わずにはいられなかった。『食』が繋げる人の輪を、これからも広げていけたら、この上なく幸せだ。
(企画・文 Ito、撮影 Suda)
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