オープン15周年のソーシャルアパートメント江田がリニューアル!
2009年7月1日にオープンして以来15年。田園都市線「江田駅」にあるソーシャルアパートメント江田がリニューアルオープンしました。ラウンジやプレイラウンジなど既存の共用部はもちろん、いままでなかったワーキングスペースを新設するなど大幅にグレードアップ!
この記事ではそんなソーシャルアパートメント江田のビフォー・アフターをお届けします。
リニューアルにあたって
この15年間で、住まいへのニーズやライフスタイルは大きく変化しました。リモートワークの普及により、自宅で快適に働ける環境やおうち時間の充実が求められるようになりました。そのため、自宅にワークスペースを設けたり、高機能な調理家電やホームシアターを導入したりする人も増えています。しかし、一人暮らしでこれらをすべて揃えるには、相応のコストがかかるのも事実です。
こうしたニーズの変化に対応するため、共用設備の見直しと、より質の高い共用備品の提供により、生活の質を向上させることを目指し、ソーシャルアパートメント江田の大規模なリニューアルプロジェクトが始動しました。
リニューアルのポイント
既存のものを活かしながら必要なものを加え、不要なものは整理することで、より快適に過ごせる空間にアップグレードしました。
①既存エリアの見直し
既存の共用部は、利用が限られていたエリアを見直し、より魅力的で使いたくなる共用部にすべく、機能性・デザイン性を高めました。底冷えしやすかったラウンジの床材や、高さが低くて食事や作業がしづらくなっていた円卓。DVD仕様のままになっていたプレインラウンジのプロジェクターなど…
最新の家具家電の入れ替えはもちろん、デザインを改めて再構築しました。
②新設エリア:ワーキングスペース
さらに、新しい共用部として、これまでソーシャルアパートメント江田にはなかったワーキングスペースを新設しました!作業のしやすい環境はこれまでの知見を活かして設備や間取りをデザインしました。
③利用されなくなっていた家具の再活用
家具や装飾は、別の物件で使われなくなった家具を再利用しました。
眠っていた家具たちが再び利用されるようになり、担当者としても嬉しい限り!
では具体的にリニューアル箇所をみていきましょう!
プレイラウンジ
従来の間取りでは入口近くにはソファースペースとダーツボードが配置されています。ソファは革製のバルセロナチェアが導入されており、デザインはスタイリッシュであるものの、座面の傾斜や背もたれの角度から、長時間ゆったりとくつろぐのには少し不向きな形状でした。
また、プロジェクターが設置されていたものの、DVD鑑賞用の仕様となっていたため、動画配信サービスの普及により利用頻度が低くなってしまいました。
そこで、プレイルームとしての機能性を高め、大人のための遊び場にするために、デザインから設備まですべて見直しました!
入口近くのソファーエリアはシアタースペースとしてアップグレードされ、ダーツボードは撤去。既存のプロジェクターは撤去し、新たに高精細な4K相当の高画質プロジェクターを導入。Android TV™を活用し、動画配信サービスを視聴できるようになりました。
(※必ずご自身のアカウントでご視聴をお願いしております。)
3840 x 2160の大スクリーンで鮮やかな映像を大画面で楽しんでいただけます。
ソファは温かみのあるファブリック素材のものに変更され、リラックスして複数人でも映像を鑑賞したり、団らんできる空間に変わりました!
空間全体はラグジュアリーでありつつ、どこか温かみを感じられるデザインをイメージしました。ビリヤード台を囲む壁には、空間をより広く魅せるために3箇所にグレーペンミラーを配置。写り込み気にならないよう、特殊加工が施されています。
また、柱やソファエリアの壁面には木目調クロスへ張り替え、ビリヤード台の上部には象徴的なペンダントライトを設置し、さらにビリヤード台のクロスも、えんじ色に張り替えることで、どこか温もりを感じつつも「大人の秘密基地」のような空間を演出しています。
既存のレトロな雰囲気を刷新し、大人が楽しめる洗練された遊び場として生まれ変わりました!
ワーキングスペース
これまで倉庫として使用されていたエントランス正面の2部屋を統合し、新設共用部としてワーキングスペースが誕生しました。
スペース内には、一人用のボックス席が3席とテーブル席が8席、合計で11席が用意されており、各席には充電スペースも完備されています。
また、無音が苦手な方でも快適に作業ができるよう、Bluetoothスピーカーを設置しました。スマートフォンを接続して、お好きな音楽を聴きながら作業に集中していただけます。
さらに、テーブル、椅子、ポスターは別の物件で使用しなくなった家具を再活用。眠っていた家具たちが、再び活用の場を設けることができました。
ラウンジ
①ソファエリア
入居後、最も長い時間を過ごす空間であろうラウンジは、床材の変更やデザインも一手間加え、さらなる居心地の良さを追求しました。特に大きく変わったのは、テレビ周りのソファースペースです。
ソファエリアは従来コンクリート材の床で、亀裂が広範囲に及んでいる状態でした。安全面にも不安があるだけでなく、底冷えしやすいため冬は特に寒さを感じやすい場所だった印象。
②小上がりのスペース
小上がりのスペースは机の高さが低いため、長時間座っていると足腰が痛くなってしまうため、あまり使われないスペースになりつつありました。(もったいない・・)そのスペースを、床材はフローリングからタイルカーペットに変更し、床に座って寛ぐ場面でも快適に過ごせるようにしました。また、使い勝手を良くするために机の高さも調整。
小上がりの段差部分には間接照明を設置し、温かみのある雰囲気を演出しました。あまり使われていないスペースから、ラウンジの中でも象徴的なスペースへと生まれ変わりました!
③ダイニングエリア
また、キッチン前のダイニングエリアは従来のテーブルを撤去。より多くの入居者が利用できるよう、10席用のテーブル・椅子を新しく導入しました。テーブルのデザインは空間に馴染むよう、木目調のものを採用し、椅子は座り心地の良いコーデュロイ素材にしました。
さらに、テーブル上の照明はなんと担当者の手作り。撤去した列柱の一部を照明に組み込むという遊び心のあるデザインになっています。新しく生まれ変わると共に、江田の歴史や思い入れが感じられるような担当者のこだわりが感じられます。
フィットネスルーム
約22㎡の空間は、鏡張りのエリアにブルーのビニール製床材、フィットネス器具エリアにはグレーカーペットが敷かれ、2つに分かれているため視覚的にコンパクトな印象を与えていました。
そこでこの空間をより開放感のある環境を作るために床材を木目調の長尺シートに張替え、統一させました。フィットネス器具はすべて撤去し、エアロバイクと、腕・腹筋・背筋を効率よく鍛えることができるマルチトレーニングマシンの2種類を導入。従来は安全面を考慮し、導入がされていなかったフィットネス器具を試験的に導入することになりました。
水回りエリア
①シャワールーム
従来のシャワールームでは、各個室の扉がビニール素材のカーテンで、経年劣化により壁紙も剥がれかけている状態でした。また、温水・冷水用の2ハンドル混合水栓のシャワーヘッドであったため温度調整が難しいという課題がありました。
そのためシャワーユニット内と脱衣所をまるごとアップデート。シャワーユニットは床シートや天井をグレー系素材に張り替え、シャワーヘッドは最新のサーモタイプに変更。汚れを目立ちにくくすることで、清潔感と実用性を兼ね備えました。
②洗面台
2階から4階にあるランドリールームの洗面台は、鏡、洗面台本体、ライトに至るまで全てがアップグレードされました。
各洗面台をパーテーションで区切り、一人ひとりが自分の空間に集中して身支度を整えられる設計に変更。特に女性にとっては、朝の洗顔やメイクの際に人目を気にせず快適に準備ができるのではないでしょうか。
以上、既存のエリアと新設エリア、広範囲にリニューアルしたソーシャルアパートメント江田のビフォー・アフターをお届けしました!
裏話ですが、ソーシャルアパートメント江田はグローバルエージェンツの代表 山﨑が住んでいたことがある物件です。住みながら共用部の開発をし、今後のソーシャルアパートメントの展開を考えていったというプチ歴史があります。(誰も使っていない1部屋はブレスト部屋とし、よくそのお部屋にこもってホワイトボードにアイディアをたくさん書き出していたとか..)
ソーシャルアパートメントでは間取りの設計や家具の選定を、意匠的な面だけでなく、これまで培った知見を活かして、どのような間取りであれば交流しやすいか、生活しやすいかが考え込まれてデザインされています。
内覧された際はそのポイントに注目してみるとおもしろいかもしれません。
また、12月のリニューアルオープン後には早くも満室を達成しました。お問合せいただくタイミングではご案内状況が異なりますので、ご興味がある方は是非お気軽にお問い合わせくださいね。
(文:Hayashi)