SOCIAL APARTMENT
COLUMN

【寄稿】ネイバーズ東十条 ゆぴ さん | vol.5 住人30人と「1on1」をしてみた

2025-04-10

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入居者さんからソーシャルアパートメントでの体験をお届けしてもらう寄稿コーナー。今回はネイバーズ東十条にお住まいの「ゆぴ」さんのコラムです。


話すことが限定的になりがちな「シェアの場」

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ソーシャルアパートメントに入ったとき、「いろんな人と1on1に行くといいよ」と言われました。

「1on1」、とちょっとビジネスっぽい言い方をしているけれど、端的に言えば「2人でごはんに行く」ということです。ただサシ飯に行くだけです。それだけ!!

「いっぱい人が住んでいるのだから、みんなで遊べば良いじゃない」と思うかもしれないけれど、ソーシャルアパートメントで深い関係性を築くためには、1on1が不可欠なんじゃないかと思っています。

ソーシャルアパートメントでは誰でも使える共用部があるけど、そこで話せるトピックって実は限定的だったりします。意識しているわけではないけれど、共用部にいると誰が誰と仲睦まじく話しているのか、どんなトピックで盛り上がっているのか、何をしているのかが耳に入ってきます。

そうすると、例えば、「最近、いい感じの人いる?」と聞かれたとしても、「いないよ〜」と答えてしまうかもしれない。ちょっとオブラートをかけるんですね。「誰に聞かれても問題ない」ことしか話せないのがシェアの場なのです。

本音を打ち明けられる「秘密の場」

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一方で、「秘密の場」では、「あなたにだけ打ち明けたい」話ができます。

共用部にいると、みんな明け透けに恋バナや過去の話をシェアしてくれているように見えるけど、1on1では全然違う角度の話が出てきたりして面白いです。

共用部で経歴を端折って説明する友人を見て、「もっと熱い想いがあるのにな」と思ったりするので、やっぱり場所によって話すトピックは取捨選択される。クローズドな場だからこそできる話があるし、築かれる関係性があるのだと思います。

そして、ソーシャルアパートメントでは「シェアの場」と「秘密の場」の2つをうまく使うことで、深い関係構築ができるんじゃないかと!!

まず、「シェアの場」でその人の大枠を掴む。第三者と接している様子を見て、「この人は優しい人」「気が合うかもしれない」と仮説を立てたり、他愛のない話を重ねて「もっと話してみたいな〜」になっていきます。

で、そこからグッと仲を深めるために必要なのが「秘密の場」ですが、この「秘密の場」は、本来は偶発的に起こるものだったりします。

深夜にたまたま共用部で出会った人と朝まで話したり、みんなで話しているなかで話が盛り上がって「あっちで話さない?」となったり。その偶発性をショートカットできるのが、わたしが遂行している「1on1プロジェクト」なのです。

「1on1プロジェクト」とは?

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勝手に命名しているだけですが(笑)。「1on1プロジェクト、やってるんだよね!!」とオープンにすることで、「コソコソ会ってる」「デートかしら?」みたいな懐疑心を吹き飛ばすことができます。

実際に公言をしたことで、「わたしとも1on1に行ってほしい」と声をかけてもらえたりと、めちゃめちゃ行きやすくなりました。共用部で「1on1行こうよ〜」と誘って、日程調整して、ソーシャルアパートメント近辺のお店でランチをしたり飲んだり。そんな感じ。

「何を話すの?」とよく聞かれるけれど、ぶっちゃけ何でも良い!! ただ、わたしの場合は過去のことを掘り下げることが多いです。

・なぜソーシャルアパートメントに引っ越してきたのか
・これまでどんな人生を歩んできたのか
・今どんなことをしているのか(仕事や趣味など)

これだけで3時間ぐらい余裕で話せます。
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わたしは4ヶ月間かけて30人と1on1に行ったことで、毎日のようにLINEをするようになったり、風邪を引いたときに食料を届けてくれたり、一緒に仕事をするようになったりと、みんなとの関係性がすごい深まったと感じています。

もともと大人数があまり得意ではないので、対面でじっくりと話せる環境は自分に合っていたみたい。

1on1、やってよかった!!!!!

余談ですが、わたしが「1on1プロジェクト」を精力的にやったことで、一時期ネイバーズ東十条では1on1がとても流行りました。みんなが気軽に1on1できる環境って良いよね。あと、30人と行ったことで、近辺のお店にとても詳しくなりました。

ソーシャルアパートメントで所在なさを感じている人、ぜひ1on1をやってみてください。そしてわたしと1on1に行きましょう。

(執筆:いしかわゆき)