SOCIAL APARTMENT
INTERVIEW

「東京でのひとり暮らしは絶対にあかん」22歳で上京した新卒が、貯金を捨ててでもソーシャルアパートメントを選んだ理由。

2025-03-20

ソーシャルアパートメントは、従来型の賃貸住宅に加えて、ラウンジなどの充実した「パブリックスペース」が併設された交流型賃貸マンション。プライベートを確保しながら住人とのコミュニティを楽しめる、”世界が広がる”新しい居住スタイルです。

今回は東十条駅から徒歩4分のソーシャルアパートメント「ネイバーズ東十条」に入居して 1年を迎える航河さんにインタビューを実施。

新卒でソーシャルアパートメントに入居することを決めた航河さん。もともと上京する前には「東京でひとり暮らしをすると病む」と聞いていたそうで…?

「東京に住むなら、友だちを作らないと病んでしまう」

▲緊張気味の航河さん

ーはじめに、航河さんがソーシャルアパートメントに住もうと思ったきっかけを教えてください。

とにかく、自立がしたかったんです。生まれも育ちも大阪で、一度も実家を出たことがなかったけれど、「このまま親にずっと甘えているのはまずいな」と思って。就職を機に地元を離れ、東京に行くことを決めました。

ソーシャルアパートメントを見つけたのは就活中のことです。さまざまな物件を紹介しているYouTubeチャンネルを見ていたら、ソーシャルアパートメントの物件がいくつか紹介されていて。サイトを見に行くうちに、「絶対にここに住みたい!」と思うようになりました。

ーちなみに、当時はひとり暮らしをするという選択肢もあったのでしょうか?

まったくないですね。というのも、上京したことで病んでしまい、大阪に戻ってきた人が周囲にいたんですよ。それもあって、「東京に住むなら、友だちを作らないと病んでしまう」と思っていました。

そこで、上京する前に大阪のソーシャルアパートメントに内覧にいき、いろいろと相談させてもらいました。なかでも気になったのがネイバーズ東十条です。住人が上げていた集合写真がみんな笑顔で、すごく楽しそうで…!  

正直、家賃は新卒が払う額としては高かったのが大きなネックでしたが、最終的には貯金を捨ててでも、居心地の良さを取ろうと決めました。

馴染めるかどうか不安だったけど、内覧を担当してくれた人にも「全然大丈夫!自信を持って!」と言われたので、安心して上京できました(笑)。 

イベントには積極的に参加。「楽しむ」にフォーカスした1年

ー実際にソーシャルアパートメントに入居してみていかがですか?

もともと社交的ではありますが、さらに、さらに社交的になりました(笑)。ほとんどの人が年上なんで、平気で10個上の人と話しているのが不思議です。大学生までは、先輩と言ってもせいぜい2、3個上だったけど、今やありえへんぐらい年上の人とタメ語で話してるんですよ。

それに、最初はお金がなくて殺風景だった部屋も、多くのものを譲っていただいて…。毎日買い出しをしては食材を使い切り、床にマットレスを直置きして寝ていたのですが、冷蔵庫、電子レンジ、ベッドフレームなどをいただいたことで、生活が大変豊かになりました。

最近は資格勉強をしているのですが、ソーシャルアパートメント内に同じ資格を持っている人がいて、教本を貸してくれて。ほんまに助かっています(笑)。

ー住民間でモノを譲りあっているのがいいですね。ちなみに、ソーシャルアパートメントにはすぐに馴染めましたか?

絶対に共用部に降りなあかん、というのはわかっていたので頑張っていました。みんな仲良しだからこそ勇気が要ったけど、その場にいるだけで話しかけてもらえて。特に、新卒のころからソーシャルアパートメントに住んでいる子たちがすごく気にかけてくれました。

イベントにもたくさん助けられましたね。サッカーをやっていることを話したら、「物件対抗のフットサル大会があるから」とチームに入れてくれて! プレーを通じてみんなの名前も覚えたし、打ち上げも含めて1日中一緒にいたので、一気に仲良くなりました。

▲チームで絆を深めたフットサル

ほかにも、モルック大会やたこパ、誕生日会など、できるだけイベントには参加するようにしていました。「参加する人」と認識してもらえたことで、どんどん誘われる回数も増えていきましたね。

とにかく、「楽しむ」にフォーカスしたことで、めっちゃ楽しめた1年でした!

▲モルック大会では優勝したそうです

住んでいる人が好き。今後もひとり暮らしはしない予定

ー普段はソーシャルアパートメントでどのように過ごされているんですか?

リモートワークなので基本的に部屋で仕事をしていますが、お昼になったら共用部に降りてつくりおきのごはんを食べつつ、みんなと話しています。建物のなかとは言え、外に出た感覚があってすごくリフレッシュになりますね。

仕事が終わったら、住人の自転車を借りてジムへ。帰ってきたら共用部で炊飯器だけセットして、部屋に戻ってシャワーを浴びてから、また共用部に戻ってきて晩ごはんを作ります。

先にシャワーを浴びるのは、共用部で楽しみすぎてしまうからですね。みんなと話したあとはお風呂に入るのが億劫になるので、絶対に先に済ませるんです(笑)。

ーすごい。楽しむことまでしっかり考慮された、完璧なルーティンですね。共用部には毎日いるんですか?

ほぼ毎日いますね。でも、そのなかでもみんなとの距離感がいい感じになってきたと思っています。最初はあまり乗り気じゃないイベントも最後まで残っていたりしたけど、寝不足になることもあったので、今はスパッと切り上げられるようになりました。

最近では自炊にハマっていて、「何作ろうか〜」って毎日楽しみなんです。いろんな種類の料理を作りたくて、もはや食べるのはおまけですね(笑)。

もともと自立するのが目標だったけど、1年間身の回りのことをしてみて、一通りの家事はできるようになったんじゃないですかね。時にはみんなとごはんを作ったり、料理が上手な住人にコツを教えてもらったりしています。

共用部にいると、自然発生的なイベントが起こるのがソーシャルアパートメントの面白いところ。おかげで、上京してから一切寂しさを感じていません。

ー改めて、ソーシャルアパートメントの好きなところはどんなところですか?

住んでいる人が好きです。新卒にとってはどうしても家賃が高く感じるけど、そのぶん仕事をバリバリ頑張っていて、優しい人たちばかりが集まっていると思います。

とあることで悩んでいるとき、たくさん相談に乗ってもらいました。みんなのアドバイスがなかったら、今の自分はないと思いますね。みんなに倣って、新しく入ってきた人には積極的に話しかけるようにしています。

ー最後に、現在入居を検討している方に一言お願いします!

特に地方から出てくるんやったら、ひとり暮らしをする理由がないですね。ひとり暮らしの家に帰って誰もいないのは寂しいし、土日もめっちゃ暇やと思います。会社の同期もいるかもしれないけど、あくまで会社の同期やし。

地元では「東京なんて行ってもおもんないよ」と言われていたけど、ソーシャルアパートメントの人はあったかいですよ。

入居して2ヶ月で、自分の誕生日会を開いてもらったんです。大々的に祝われることが人生でまったくなかったので恥ずかしかったけど、今だに集合写真を見ると嬉しいですね。

▲「このサンダルもプレゼントでもらいました!」

今後もひとり暮らしをするつもりはないんで、引き続きソーシャルアパートメントで暮らしつづけると思います。ひとり暮らしは絶対無理なんで、多分一生やらないですね(笑)。

ーソーシャルアパートメントでの暮らしを楽しんでいることが伝わってくるエピソードですね。本日はありがとうございました!

(取材・執筆:いしかわゆき、撮影:松間継史)