「嘘みたいに人付き合いがラクになった」仕事中心から自分中心の暮らしへ。彼女がソーシャルアパートメントで“自分のペース”を取り戻すまで | ネイバーズ東十条 [インタビュー]
プライベートな時間を大切にしながら、自分のペースで人との交流が楽しめるのが魅力のソーシャルアパートメント。
首都圏を中心に50件ほど展開し、20代~30代の世代から人気を集める交流型の賃貸物件です。
今回は東十条から徒歩5分の人気物件・「ネイバーズ東十条」に入居して1ヶ月のさおりさんにインタビューを実施。
ひとりでいると考え込んでしまうことや、仕事中心の生活を送ることに疲れてしまっていたというさおりさん。人との関わりを求めてソーシャルアパートメントの入居を決めた彼女に、入居前後に起こった変化などを聞いてみました。
自分のペースを取り戻すために必要だった「人との関わり」
ー本日はよろしくお願いします。まず、さおりさんのソーシャルアパートメント入居のきっかけを教えてください。
さおりさん:
率直に言えば、ひとり暮らしに疲れたことですね…(笑)。通算3年ほど頑張ってきましたが、そこで気付いたのが、私には人との関わりが必要だと言うこと。
…と言うのも、私はひとりでいると考え込んでしまったり、悩んでしまったりすることが多いので、悩みごとが発生するとうまく気分転換ができず、マイナスな想いを抱えたまま1日を過ごしてしまうんです。
さらに、在宅勤務なのも相まってお昼のタイミングを逃したり、プライベートより仕事を優先してしまったりと、メリハリのない状態が続いているのがすごく嫌でした。考え込む時間が長くなって、長期休暇を検討するところまで追い込まれるほどで。
そんなとき、実家に戻る選択肢もあまり考えられないなかで、「他の人と暮らしてみるのはどうなんだろう?」と思いついて、即行で内覧に申し込んで2週間で入居を決めました。
ーひとりだと考え込んでしまう癖があったんですね。ソーシャルアパートメントに入る前に描いていた理想の状態はありましたか?
さおりさん:
うーん、なんだろう。他の人の考え方に触れる回数を増やしたかった、というのが大きいかな。ひとり、部屋でぐるぐると考えるなかで、「自分の力だけで自分を変えるのは無理かも…」と思って。
ずっとひとりでいると、矢印が自分に向きすぎて、考え方がどんどん偏っていくんですよ。周囲の評価と自己評価が乖離して、自分を責めて落ち込んじゃったり。
だから、自分が思っていることと、人が思ってることをバランスよく見て、新しい物差しで物事を見てみたかったんです。
「他の人との接点を増やすことで、自分がいい方向に変わればいいな」と期待を込めてソーシャルアパートメントに入居しました。
コミュニケーションの数が増えて、取捨選択できる自分になった
ー今は入居して1ヶ月ほどですが、実際に入ってみていかがですか?
さおりさん:
誰かがいる環境に足を運ぶことで、思考をリセットすることが何よりも重要だったので、悩んだらすぐにラウンジに降りられる環境が本当にありがたいです。
ひとりでウジウジしている時間が減って、負の感情を引きずらなくなったことで、生活にメリハリが生まれました。パフォーマンスや行動量がグッと上がったのを感じますね!
ーおお、すごくパワーを感じます…!
さおりさん:
実は入居を決めたとき、周囲からはものすごく心配されていたんですよ。自分が求めているものはソーシャルアパートメントにあるけど、本来の性格や性質は繊細なのでソーシャルアパートメントに向いているとは言えない。そのギャップを目の当たりにしたときに対処できるのか、って。
でも、今は職場の人からも「最近、いい感じだね!」と言われるぐらいに、大きな変化が起こっています。自分でもびっくりです(笑)。
ー繊細な気質だと、人と関わることで疲れてしまうこともあるかと思うのですが、ソーシャルアパートメントではどのようなコミュニケーションをしているんですか?
さおりさん:
人見知りなので、最初は緊張していたし、過剰に気を遣ってしまうところがありました。誘いも全部乗るようにしていましたし。
でも、今はそれを飛び越えて、「コミュニケーションを取捨選択しよう」と思えるようになりました。
そもそも体力がないし、飲み会も得意ではないし、集団で長い時間いることもあまり好きではないので、「嫌なものは嫌だな〜」と思って…(笑)。
なので、今は降りたくなったら降りて、仕事中に「もう無理! 頑張れない!」という状況に陥ったら、ラウンジで過ごしてリセットをするぐらい。それだけでも思考が切り替わるんですよね。「今日は気分じゃないな」と思ったらさっさと引き上げることもありますよ。
ーひとり暮らしのときに比べて、本当に自分のペースを取り戻している感じがしますね。
さおりさん:
最初は人と関わることを求めていたけど、ソーシャルアパートメントにいるからと言って人と話すことに固執しなくてもいいや、って(笑)。どんどん周囲に合わせない自分になってきていますね。
それは多分、コミュニケーションの数が多いからです。暮らしとして続いていくものだからこそ、周囲に合わせるのに限界を感じるときが来る。そうすると、自然と無理のない付き合い方やライフスタイルを身につけていくんじゃないかな。
自分がこれまで気にしていたことが、気にする余裕がないぐらいの情報が入ってくるので、必然的に素の自分にならざるを得ないんですよね。
でも、ソーシャルアパートメントはそんな自分も受け入れてくれる。私はソーシャルアパートメントの“出入り自由感”が好きなんですよ。
ー“出入り自由感”?
さおりさん:
いつでも好きなときに混ざれて、帰りたいときは「おやすみ〜」って帰っていく感じ。
いろんな人が出入りするからこそ、メンバーや時期、イベントによってラウンジの雰囲気も変わるし、移り変わりが早いのもまた、過ごしやすいなと思います。絶対的なものがないのがいいですね。
“人生はn=1”という気付き。自分の価値観が変わる瞬間が増えた
ーお話を聞いていると、自分らしくのびのびとソーシャルアパートメントを楽しんでいるように感じます。ソーシャルアパートメントのどんなところが、さおりさんを変えたのでしょう?
さおりさん:
“いろんな人がいる”と身をもって感じたことですね。ラウンジには、数人でワイワイとごはんを食べている人もいれば、黙々と仕事をしている人もいれば、ひとりで食器を片付けている人もいる。
社会では、「ごはんは3食食べるもの」「飲み会はみんなが参加するもの」という風潮がありますが、ここにいると、みんながやりたいことをやっていることに気付かされるんです。
違う価値観を持っている人が目の前にいるからこそ、自分が決めたルールは別に守らなくていいんだと思えたり、白黒はっきりつけなくてもいいと思えるようになりました。
ーラウンジで過ごしているだけでも、さまざまな価値観を目の当たりにしたんですね。
さおりさん:
そうですね。あとは、みんなの話に耳を傾けるのが好きなのですが、大きな転機となった言葉があって。それは、とある人がポロリとこぼした「人生はn=1だよね」という言葉です。
ー!! どういう意味を持つ言葉なんですか?
さおりさん:
これまで私には、「普通になれない」コンプレックスがあったのですが、その言葉を聞いて、「人は誰もが個別サンプルだから、平均値も中央値もない。つまり、“普通”なんて存在しないんだ」とハッとさせられて、嘘みたいに人付き合いが楽になったんです。
自分がいかに今まで実態のないものに対して頑張ってアプローチしてきたのか、自分のことを少数派と括って、他の人を遠ざけてきたのかに気付かされました。この言葉は、勝手に心の金言集に書き留めて、今でも大事にしています。
間接的なコミュニケーションからでも、本当に得るものが多いですね。ひとり暮らしのときに比べて、自分が“気付く”きっかけの回数が増えました。
「ソーシャルアパートメントは人生においていつでも入れる場所じゃない」
ー入居1ヶ月にして、早くも目標を達成してしまったさおりさんですが、今後やりたいことはありますか?
さおりさん:
本当に(笑)。完全に自分のペースは取り戻せたので、ここからはあまり難しいことを考えず、直感で楽しんでいきたいですね。
まだ約束して何かをするのは得意じゃないし、引きこもる時期も来ると思うけど、最初にこれだけ考えが変わったのは大きいです。本当に引っ越してきて良かった!
…ただ、私みたいに変身願望を持って入ってくるのはいいし、それが達成されていく感じもいいけど、ソーシャルアパートメントに万能薬的なものを求めるのは違うと思っていて。
私はもともと、ソーシャルアパートメントで暮らすことですべてが解決するとは思っていないんです。どう関わっていくか、過ごしていくか、それは自分のスタンスや努力次第だと感じます。ここでは前に進むための“補助輪”をゲットできるけど、漕ぐのはあくまで自分自身、ということは知っておいてほしいな。
ー最終的に自分を変えるのは自分だと。すごく本質的だと思います。最後に、ソーシャルアパートメント入居を考えている方に、メッセージがあればお願いします!
さおりさん:
そうだなぁ。エールを込めて、「あなたが悩んでいることは、きっとみんなも悩んでいることだよ」って言葉を贈りたい。
「変わりたいけど勇気がない」とか、「人と関わりたいけど自信がない」とか、「自分の時間がないと生きていけないけど寂しい」とかあなただけが思ってるかもしれないけど、みんなそうだからね!(笑)
だから、あまり悩まずに入ってみてほしい。時間は有限だと思うし、ソーシャルアパートメントは人生においていつでも入れる場所じゃないと思うので!
ー素敵なメッセージ、未来の入居者に届きますように。本日はありがとうございました!
(取材・執筆:いしかわゆき、撮影:イノウエツバサ)
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