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歴代最多 総勢220名の大型イベント | 指揮した総合プロデューサー『混』の正体<後編>[インタビュー]

「当日参加してくれる入居者の皆さんに楽しんでもらいたい!」という熱い想いのもと、なんと4か月間もの長丁場でイベント開催までの全ての工程を一から企画チームとともに進行していってくれた『混』の二人。

後編では、マルチにタスクをこなしつつも、準備も当日も全力で楽しんでくれていた、スーパーマンのような二人に、イベント開催までの道のりやお二人のイベントに対するこだわりや想いについて伺いました。

>前編はこちら

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「音楽イベント」に秘めたこだわり

ーーまっすーさんは、会場の候補探しから選定や交渉までも率先して進めてくれていましたが、音響に関しては、最後の最後までかなりこだわっていましたよね。

まっすーさん:音楽をメインのコンテンツとしたイベントの中で、なるべく良いものを作り上げたくて。今回、会場として選んだのが屋内スケートパークということもあり、音がかなり反響するような状態だったんですよね。そうなると、しっかりと音づくりをしないといけないことが判明して。僕は音響については素人なので、プロの方に依頼をして相談したら、当初想定していたような音響機材や仕様では十分なクオリティーで演奏することはできないと言われてしまったんです。入居者さんは、決して安くはない参加費を払って参加してくれていたので、どうしても妥協はしたくないと思って、グローバルエージェンツの担当者さんを説得して、開催日直前に機材を一式変更し、プロの音響さんに依頼することを決断しました。直前での変更もあって方々に迷惑をかけてしまった部分もあったけど、結果的には良い選択だったと思いました。

ーー音、よかったですもんね。プロの方が音響を見てくれている安心感もありましたよね。

まっすーさん:僕もパフォーマンスの時間帯は、結構つきっきりで見ていたんですけど、プロの方が調整をしてくれたり、音響機材の設定をしてくれたり、というのが用意できていない状態だったら、あれ以上に走り回ってただろうなって思います。

クリエイティブによって具現化されていくビジョン


ーー4か月間いろんなタスクがありましたが、ちさきさんはどんな役割をメインで担ってくれていましたか?

ちさきさん:私は、クリエイティブをメインで担当していました。加えて、今回のイベントのために開設したインスタグラムの運用を担っていました。

ーーちさきさんは、これまでにお仕事でもクリエイティブ関連のことをされてきたのですか?

ちさきさん:前職でブライダルのお仕事をしていたときに、インスタグラムの運用を行っていたり、マーケティングの部署だったこともあり、撮影関連のフォトや動画のディレクション業務にも携わる機会はありました。

ーー今回のイベントのクリエイティブチームは入居者さんから募って結成されましたが、ちさきさんは、実際にこのクリエイティブチームを引っ張っていくポジションを任されていましたよね。ソーシャルアパートメントの入居者さんとは言え、メンバーになってくれた方とは「はじめまして」でしたよね。

ちさきさん:そうですね、もともと面識のない方ばかりでした。なので、色んなソーシャルアパートメントの方々と一緒にクリエイティブを作り上げていけるというワクワク感がありました!でも、いざ動き出して蓋を開けてみると、メンバーの中でもそれぞれに得意なところや分野があり各々の違いがあって、それをどうやって活かしてもらえるかを考えていくのは、楽しいところでもあり、大変なところでもありました。企画中も直接お会いできていない方も多く、基本的には遠隔で依頼や相談をしていたので、指示の裏側にあるクリエイティブへの想いやイメージをどう伝えるか悩んでは、意思疎通のための工夫をしていました。それに応えてくれるかのように、メンバーの皆さんもしっかりと汲み取って最後まで良いものを一緒に作り上げてくれたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ディレクションをする上で「もっとこうできたらよかったかな」と思うことはあったけど、皆さんのお陰で良いものが作れたな、と思っています。

ーークリエイティブは言葉の通り、ゼロから作り上げましたもんね。ロゴの色の選定までもこだわったのも、懐かしいですね。

そんなこともありましたね~。やっぱりイベントの「ロゴ」というのは、イベントの顔になるものだと思っていたので、まっすーさんとも話し合いを重ねたし、何度も何度も手直しを入れてもらって、時間をかけた部分でした。クリエイティブの皆さんが汲み取って、綺麗に表現して形にしてくれたお陰で、当日の会場を彩ったポスターや入場時にお渡しするリストバンドやドリンクチケット、スタッフTシャツなどを完成させることができたし、参加者の皆さんにもロゴは大好評でした。

ーー確かに、ロゴがあったことで、いろんな装飾などにも使えたし、イベントとしてのまとまりが出ましたよね。

当日の楽しみだけに留まらずワクワクを一緒に育てていく

ーーイベント公式のインスタグラムのアカウントを作ることにもこだわって進めてくれましたが、これはどうしてだったんですか?

ちさきさん:インスタグラムって、情報を自分で取りに行けるし、発信もできる便利なツールだと思っているんですよね。今回イベントに参加してくれる人、つまりはソーシャルアパートメントの入居者さんというのもまた同じく、インスタグラムを日常的に使っている方も多いだろうと思ったので、イベント当日を迎えるまでの期間にもどのような準備をしているか、どのようなパフォーマンスや出店が集まるのか、包括的にお伝えできたらいいなと思ったのがきっかけです。あとは、まとめて記録に残したかった、という想いがありました。

ーーこれまでだと、イベント開催そのものの情報を物件に掲示したり、入居者アプリで情報配信することに留まっていましたが、今回3か月という短いスパンでフォロワー数が100名を超えたのは嬉しかったですね。

ちさきさん:フォローしてくれたり、チェックしてくれている人が一定数いたのは嬉しかったです。だからこそ、本当はもっとやりたいこともありました!でも、出演者・出店者の方も、イベントに参加するにあたって、イベントのインスタグラムに載っているということだけでも、きっとテンションは上がるんじゃないかなと思って。イベントに参加することをより自分事化して実感してもらえる一つの要素になればいいなと思いました。

ーー今回のインスタグラムでの発信によって、イベント会場で初めて中身を知るというよりかは、出演者・出店者・参加者も一緒になってワクワクを育てていけていたように思いました。

ーーあとは、開催中や開催後にインスタグラムのストーリーズで様子を挙げてくれていたり、感想も添えてシェアしてくれていた参加者も多かったですよね。

ちさきさん:タグ付けしてシェアしていただいたものはインスタグラムのハイライトに記録させてもらったんですが、それ以外でも結構シェアしてくれていた方はいたので、まだまだ浸透率は低かったかなと。それでもやっぱり、見てくれている方がいたんだな~と感じることができたのは、嬉しかったです。皆のストーリーズを見て、イベントの感想やフィードバックをもらえたり、繋がったりできるツールになったのが良かったです。

ーー本当はもっとやってみたかったこともあった!とのことでしたが、例えばどんなことをインスタで発信したかったですか?

ちさきさん:出演者の練習風景だったり、出店者の準備風景だったり、企画チームの準備や進捗の状況だったりを、タイムリーに発信したかったです!出演者・出店者とも個々に連絡を取り合って、レポートできたらよかったな~と思ってはいたのですが・・なかなか手が回らずでした。

ーーバンドの練習風景とか、見たかったですね~。是非、また機会があれば次こそは!

企画者であり、DJであり、バンドパフォーマーだった『混』の三足のわらじ

ーー企画者でありながら、DJも回し、素晴らしいバンドパフォーマンスも見せてくれた二人ですが、あっという間に時間が過ぎていったかと思います。記憶はありますか?笑

まっすーさん:最高でした!もちろん、記憶にめちゃくちゃあります!笑

ちさきさん:自分もすごく楽しかったんですけど、皆さんの「楽しんでくれる力」がとても強くて、一体感もあって。それがあって、パフォーマンスをする側の私たちも楽しませてもらえた時間でした。

来年もSocial Summer Outing「企画者」をお待ちしてます!

ーー来年もイベントを企画してくれる入居者さんを募集したいと思っています。「企画してみたい」という方にメッセージをお願いします!

まっすーさん:3000人規模の人を対象に企画を、ここまで良い意味でノーリスクで開催することは、なかなかない機会だと思います。ちょっとでも、自分の物件の垣根を越えたイベントをやってみたいという人がいれば、是非手をあげてほしいです。グローバルエージェンツの方々も良い感じにフォローをしてくれるし。手が届かない・考えが及んでいないところはフォローしてくれていたから、自分は自分が実現したいところにフォーカスできていたな、と今になって凄く思う。せっかく「大人数でやってみたい」という野望があるならば、こんなにイージーな状態で実現できることはないと思うので、是非チャレンジしてみてほしいし、将来いつか僕たちともコラボをしてくれたら嬉しいです!

ちさきさん:私は、たまたま趣味があったり、信頼できる相方にまっすーがいて『混』があって「まざり」のイベントをやってきたことがあったけど、思い描いたものがあっても、ひとりでイベントを企画して実行まで持っていくことは、凄く難しいことでもあると思う。でも、Social Summer Outingの「イベント企画を募集する」という取り組は素敵で、自分ひとりの力だけではなくて、グローバルエージェンツを巻き込んでもっと大きいことができる、他の入居者のパワーが一緒に動く、ということなので、やりたいことが何かある人、頭にイメージができている人には、是非挑戦してみてほしいです。仕事でもなく、プライベートで、ここまで多くの「いろんな人」と出逢ったり、一緒に何かを形にするということはなかなかない機会だし、良い経験ができると思います。皆で作り上げるのが好き、という方には是非やってみてほしいです。

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【編集後記】

インタビュー当日は、Social Summer Outingのアフターパーティーと称して、イベント参加者・出演者・出店者、はたまた当日の参加は逃してしまったという方々、総勢52名が集まってくれた。イベント当日とは代わって、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとしたコミュニケーションがあちらこちらで繰り広げられる中、当日は息をつく間もなかったであろう『混』の二人も、改めて一人一人との会話をじっくりと楽しんでいるようだった。「ついに終わったんだな~」と無事にイベントを成功させられたことへの安堵を感じるとともに、ここまでの4か月間を一緒に駆け抜けてくれた二人との定例の打ち合わせがスパッとなくなることへの寂しさも、混ざって押し寄せた。

見事に「面白そう!」を形にし、準備さえも全力を投じて楽しみ方を見せてくれた『混』の二人。そんな最高な二人の入居者さんと知り合えたこともまた、ソーシャルアパートメントならではの出逢いだったんだろう。

(取材・文 Ito、撮影 Suda)

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