話題の「ハリネズミカフェ」は入居者との会話から!? ソーシャルアパートメントの暮らしでアイデアが生まれる話
人生の節目をソーシャルアパートメントで過ごし、“出逢い”、“変化”、“成長”を経験した方々のストーリーを発信する「Neighbors’ stories」シリーズ。
第12回目は、ソーシャルアパートメント「ネイバーズ目黒」に住む清水正樹さんにお話を伺いました。
清水さんはソーシャルアパートメント歴5年。ネイバーズ目黒の前にはネイバーズ宮前平にも住まれており、さらに入居中には入居者同士のコミュニティを活かして、副業にもこれまで4つ挑戦されているというバイタリティ溢れる方です。
今回のネイバーズストーリーでは、入居者同士のコミュニティを活かして、様々なアイデア生み出し仕事にしてきた清水さんに、「暮らしの中でアイデアが生まれる話」を聞いてきました。
ー清水さんこんにちは。早速ですが、これまでの経歴を教えてください。
生まれは千葉県市川市です。ヤマザキパンとサイゼリアの発祥の地ですね。大学に進学したんですが、自分で事業やサービスつくりたいなという思いがあり、在学中から動画制作やWEB制作の仕事をしていました。卒業後はWebメディアの企業に就職しました。
そこの会社では、金融、住まい、趣味など様々なジャンルの総合メディアを運営していて、その中の1つであった不採算事業を再生させよう、というところから今メインで携わっている会社のエンファクトリーが生まれました。
現在はスピンアウトして、メインでエンファクトリーの仕事をしつつ、他に副業というか色々な会社を作ったり、事業に携わったりしてきました。その中では入居者とも一緒にサービスを作ったり、会社を作ったりしたこともありますよ。
ー入居者同士で事業をはじめた経験もあるんですね!事業の話を詳しくお伺いする前に、清水さんがソーシャルアパートメントを知ったきっかけをお伺いできますか?
大学時代の知人がソーシャルアパートメント宮前平に住んでいたんです。Facebookにソーシャルアパートメントで暮らしている様子をよくアップしていたのを見て、「なんだかおもしろそうだな」とは思っていました。
その頃は一人暮らしをしていたのですが、交流ができそうな物件に住んでみようと思うようになりました。あとちょうどテラスハウスが全盛期で、最初のシーズンが終わったくらいだったと思うんですが、それも影響して入居の後押しになったと思います。(笑)
ーテラスハウスはソーシャルアパートメントのような交流型マンションの火付け役になりましたよね。ネイバーズ宮前平には物件がオープンするタイミングで入居だったかと思いますがいかがでしたか?
オープン当時はみんな深夜3時くらいまで飲む、みたいなハイなシーズンがしばらく続いて、徐々に落ち着いて丁度いい感じになっていきましたね。
旅行とかも色々行きましたが、なぜか果物狩りとかが多かったですね。だいたいのもの狩ったんじゃないかっていうくらい。(笑)
山梨でいちご狩りしてほうとう食べて、ほったらかし温泉が王道コース。川崎が高速インターに近いのもあって。入ってみて期待はずれ感はなかったですね。楽しかったです。みんなでわいわいして。
ーその後、現在のネイバーズ目黒へ転居されたんですね。
オフィスが移転するのもあって、もう少し近くにと思って引越しを検討しました。駅からの距離と部屋の広さがネックでしたが、実際にできたのを見るとそんなに部屋の広さも気にならなくて。
物も多くないので、全然問題なかったです。(清水さんにはご厚意でお部屋も見せていただきましたが、シンプルにまとめられていて、ダブルベッドも置かれていて素敵なお部屋でした!)
目黒はオープンから少し経った頃に入居したのですが、オープニングに近いタイミングで入ったほうが馴染みやすいしイベントも多いので、オープニングがいいってみんな言いますね。イベントも結構多かったですよ。
一通り、ハロウィンとかクリスマスとかの季節ごとのイベントはちゃんとやってますし。あとはみんなで海外旅行でタイやセブ行って、豪華なairbnbの別荘とかに泊まったりもしましたね。
―オープニングは盛り上がりますね。両方の物件に住んでみて、やはりコミュニティの雰囲気は違いますか?
目黒の方が大人な雰囲気ですね。宮前平の方は若くてワイワイしている感じがありました。物件も宮前平はカフェのような感じで、目黒のラウンジは良いレストランにいるみたいです。
物件の目玉であるバーカウンターも、カクテル作れる人が何人かいるので、中に何人か入って作って出したりすることもありますよ。
ーどちらの物件でも充実したアパートメントライフを送っていたんですね!さらに清水さんは、入居者さん同士でサービスや事業を作ったんですよね?イベントや旅行はよくありますが、事業を立ち上げたり、仕事とされている人は少ないなと思ったんです。清水さんが立ち上げたハリネズミと触れ合えるカフェ「ちくちくCAFE」も入居者さんと関わりがあって生まれたものだと聞きました。
そうなんです。ネイバーズ宮前平に入居する契約会で知り合った方と意気投合し、1年後くらいにハリネズミのカフェをやろうかってなってはじめましたね。もともとは入居者の女性に「ハリネズミカフェがどうやら流行っているらしい…」と聞いて、2人でおもしろいなって話していて。
毎週のように果物狩りに行ってたときに、車内で色んな話をするんですよね。ビジネスの話とかもするんですが、そのときに「ハリネズミおもしろいよね」っていう話になって。
じゃあこんなコンセプトにしたらおもしろいんじゃないですか、っていうブレストをしている中で、やってみようかという流れで始まったんです。
―様々なメディアに取り上げられてますよね。たまたまWebメディアでハリネズミカフェというものがあるのを知って、行ってみたいと思っていたんです!
ありがとうございます。もう始めてから3年目になるのですが、月に2本くらいは国内外問わずなんらかのメディアに取り上げられているっていうのはありますね。今は渋谷が結構盛り上がっているので、「渋谷の〇〇特集」が増えていて、それこで取り上げてもらうっていうのが多いですね。
話題にしてもらうために色々とアイデアを考えました。最初は秋葉原とかの候補地もあったので、メイドさんがハリネズミをもってくるっていう嘘みたいなコンテンツ案もいくつかあったりもして。(笑)
結局、入居者の女性たちからも意見をちゃんと聞いて、「これはないね」ということで、ドールハウス作ってそこでハリネズミに暮らしてもらうという今の形に落ち着きました。
―正直にアドバイスしてくれる人たちがまわりにいるのもいいですよね。
本音を言っているかどうかは表情でもわかるし、これは刺さってないな、っていうのもわかるし。その場で5人くらい入居者に聞けるっていう。
―実際に入居者同士でコンセプトカフェまで作った人がいるとなると、いろんな入居者さんからこんなサービスが欲しいから作って!と相談を受けちゃうんじゃないですか?(笑)
そんな感じで新たにサービスを作ったこともありましたよ。仮想通貨が流行ったときにソーシャルアパートメント内でも盛り上がったのですが、確定申告をしなければいけないって話で、「じゃあ仮想通貨用の確定申告のツールをつくろう」って。
当時よく話していた学生の入居者がいたんですけど、仮想通貨を勉強していて詳しかったので、一緒にやろうか、ってサービス作ったりしましたね。
当時は仮想通貨の確定申告のルールが複雑すぎてツールもなかったので、クラウドファンディングでめちゃくちゃ申込みが殺到したんですけど、出来ていない時点で告知をしていたので、あの手この手でなんとか作り切るっていう感じでした。(笑)
なんとかローンチできて、出資してくれたみなさんにアカウント提供できたときはホッとしました。
ただその年の8月に、国から取引所がそのままデータ出すから確定申告もツールとか使わなくていいよ、っていうお達しが出て泣く泣くサービスを閉じたんですが…。
―そうなんですか…。でもタイムリーなニーズをすぐ形にできるのもソーシャルアパートメントという環境ならではだなと感じました。
そんなことができるのもソーシャルアパートメントの魅力の一つですね。あらゆる世代の男女がいて、自分では知り得ない色々な情報が入ってくるのがすごく刺激的で、いろんな参考にさせてもらっています。
例えば会社でこういう事業をつくったらどうだろう?っていう話にがあったときに、僕の周りにはこのネイバーズ目黒に住む人に加え、ネイバーズ宮前平のときの知り合いや退去者も含めると普通に100人以上知り合いがいるんです。
すると色んな業界の人がいるので、じゃああの人と飲みながら話聞いてみようかなーみたいな、そういうのが即日できる。
こうしたソーシャルアパートメントを活用したコミュニティが結果的に仕事につながる部分が大きかったですね。
ー清水さんにとってソーシャルアパートメントの価値はなんだと思いますか?
ソーシャルアパートメントで暮らていると、アイデアも生まれるし、ニーズもそこにあったりしますし、さらにそれを形作るためのつながりがあるのがソーシャルアパートメントの価値かなと思います。
交流したり新しいことを知りたいっていう意欲がないとそれに気づけなかったりするのですが、自分から行動すれば、得られるものは大きいんじゃないかなと思いますね。
ーアイデア、ニーズ、形作るためのつながりが得られるのがソーシャルアパートメントの魅力なんですね。清水さんからソーシャルアパートメントの魅力をお伺いできててとても勉強になりました。
清水さん、とても素敵なお話ありがとうございました!
インタビューイーの方には毎回、「ラウンジでの定位置」と、「物件近くのいきつけ」をお伺いしています。
【あなたの”定位置”を教えてください】
ラウンジにあるダイニングテーブルの中心。テレビを見ながら作業ができるとのこと。みんな向かって一列に座ることも!?
【物件周辺の”いきつけ”を教えてください】
①蕎麦屋「手打蕎麦 ちりん」
住所 :東京都品川区小山3-5-20(物件から徒歩13分)
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131710/13046262/
②居酒屋「権之助坂FLAT」
住所 :東京都目黒区目黒1-6-13(物件から徒歩15分)
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13210048/
③つけ麺「づゅる麺池田」
住所 :東京都目黒区目黒1-6-12(物件から徒歩15分)
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13032592/
▼清水さんが運営されている「ちくちくカフェ」
公式HP:https://hedgehoghome.cafe/
住所:東京都渋谷区渋谷1-13-5 大協渋谷ビル2F
(編集後記)
様々な仕事に取り組む清水さんは、ソーシャルアパートメントでの交流を通して「アイデア」を見つけ、それをカタチにしようとチャレンジする方でした。
でもそれは仕事のため、というよりは入居者同士との何気ない会話から気づきを得て、やったら面白いんじゃないか、と思う清水さんの湧き上がる好奇心がそうさせているのだと感じました。
これからもソーシャルアパートメントでの暮らしを通して、さらなるアイデアを生み出しチャレンジしていってくれるのだと思います。
(Text by ICHIKAWA)
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