元料理人、出張シェフはじめます。料理への再挑戦を決めた、ソーシャルアパートメントでの成長の2年間
ソーシャルアパートメントの魅力のひとつは、多様な仕事や趣味、考え方を持った人と出会えること。この物件での出会いがきっかけで、新しいことにチャレンジする人がたくさんいます。
今回、お話をお聞きするのは、「ワールドネイバーズ清澄白河」に入居して2年を迎える”かいむ”さん。
入居当初、料理人として勤めていたホテルを辞め、入居者の紹介で映像制作の仕事をスタート。
住んでいる中で、ソーシャルアパートメントの住人たちに様々な形で影響を受け、100人規模のイベントを開催したり、一度辞めた料理にもう一度挑戦すべく、出張シェフサービスを立ち上げようとしています。
現在、26歳のかいむさんが経験した、ソーシャルアパートメントでの挑戦と成長の2年間を話してもらいました。
ソーシャルアパートメントは最初、すごくキラキラして見えた
──まず、ソーシャルアパートメントに住もうと思ったきっかけを教えてください。
幼馴染がもともと、ワールドネイバーズ清澄白河に住んでいて、ちょくちょく遊びに行ってたんです。僕が料理人の仕事を辞めたタイミングで、よし、遊ぶぞ、となって(笑)。
ソーシャルアパートメントの最初の印象は、すごくキラキラしてるな、でした(笑)。こんなとこに住んでる人は見たことなかったし、すごく面白そうな場所だなと思って。
遊びに行くようになると、全然知らない僕にもすごく良くしてくれて。みんなすごく優しかったんです。こんなにあたたかいコミュニティがあるのかと思ったし、素敵な人たちと友達になれそうだなと思って、住むことを決めました。
遊ぶときは遊ぶ、頑張るときは頑張る人たち。だから僕もチャレンジを決めた
──2年間住んでみて、実際にいかがでしたか?
めちゃくちゃ良かったです。自分が住むきっかけになった、あたたかい人たちがいっぱいいたのもあって、すぐに友達ができたし、いろいろな経験ができました。楽しいこともたくさんできたし、仕事面で自分がやりたいことに向けた新しいチャレンジもできました。
清澄白河は、遊ぶときは遊ぶ、頑張るときは頑張る、自分のコントロールがうまい人が多いんです。そういう人たちと一緒にいると、僕もなりたい自分のためにチャレンジしようと思えるようになりました。
みんなで一緒に飲んだり、ゲームしたりはもちろん楽しいんですけど、仕事ややりたいことのための時間は意識的に取るようにしています。
ソーシャルアパートメントで暮らす上で、いかに自分の時間をコントロールできるかは大事ですね。僕も、最初はみんなに溶け込もうとガンガン遊んでいて、気づいたら全然、仕事とかやりたいことができてないな、となったので(笑)。
──ほんとにそこはみんな言いますよね。周りのみんなが自分をコントロールできている人が多いから、良い影響を受けたんですね。
そうですね。入居者のひとりに1年後、2年後にどうなっていたいかが明確な人がいて。2年経ったときに、本当に英語がペラペラになっていたり、スキルが上がっていたりしているのを間近で見ていると、自分も頑張らなきゃという気持ちになります。
いま仕事をしている映像制作会社は、入居者に紹介してもらったんですよ。料理人を辞めて、独学で動画編集を勉強していたんですが、広告代理店に勤めてる人から、映像制作会社興味ある?って言われて。そのまま未経験で入社して、いまはCM制作のプロダクションマネージャーをしています。
普通の1人暮らしだったらできない経験が、すごく身近でできる。本当にすごく良い環境ですね。
料理人を辞め、誇れるものがなかった。それでも良くしてくれたみんなに、恩返しがしたい
──この2年間で思い出に残っていることはありますか?
昨年と今年、2年連続で、ルーフトップテラスを使って、100名規模を集めたイベントを開催したんです。今年は清澄白河以外のソーシャルアパートメントの友達も、みんな自由に呼んでもらって。
ソーシャルアパートメントには、いろいろなジャンルのスペシャリストがいるので、デザイナーの人にフライヤー作ってもらったり、料理人の人に料理を作ってもらったり、DJできる人にDJしてもらったり。僕だけじゃ絶対できないところをみんなが手伝ってくれたんです。
やっぱり人を巻き込みたかったんです。昔から人を巻き込んで遊んだりするのが好きだったんですけど、この環境を使って、何かできたらいいなと思ってチャレンジしました。
もともと、自分が作ったもので、目の前の人に喜んでもらえることに一番やりがいを感じるんですよ。料理を作るのもそうだし、映像もそう。
このイベントを企画したのも、僕に良くしてくれたソーシャルアパートメントのみんなに恩返しがしたかったからなんです。
僕が入居したとき、24歳くらいで料理人も辞めて、自分はこれだと誇れるものがなくて。そんなとき、僕よりも歳上の素敵なお兄さんやお姉さんたちが、僕と対等に接してくれたんです。それがすごくありがたくて。
だから、自分にできることを何かやりたいと思って。それで、みんなを巻き込んでイベントを開催しました。
料理で喜んでもらいたいから。出張シェフ、はじめます
実は今、もう一度、料理にチャレンジしようと考えているんです。以前ホテルで働いていたとき、自分が作りたいと思えない料理を作らなきゃいけないことがあったりして、そんな世界が嫌だなと思って一度辞めたんです。でも、やっぱり料理が好きなんですよ。
ソーシャルアパートメントのみんなに料理を振る舞うと、みんなすごく喜んでくれるんですよね。
「なんで料理辞めちゃったの」「こんなに美味しいのにもったいない」って、みんなにすごく言われることが多くて。みんながそこまで言ってくれて、自分の料理で喜んでくれるなら、違う形で挑戦してみようかなって。
出張シェフサービスを自分で立ち上げたいと思っています。来年から本格的にはじめようと思って、着々と準備をしていて。まずは、週末限定で始めるはじめるつもりです。
──最後に、ソーシャルアパートメントに入居を考えている人にメッセージをお願いします。
もし迷っている方がいたら、迷う必要はないと思います。良いことしかないです。友達との出会いや、恋愛としての出会いもあります。
僕はここで出会った人たちに背中を押されて、やりたいことをやってみようと思えました。なりたい自分になれる場所だと思います。普通に社会人をしてたらできない経験がたくさんできます。
だから、迷うくらいなら、まずは入ってみたらいいんじゃないかなと思います。
(取材・執筆・撮影:イノウエツバサ)
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