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ずっと1人で仕事をしてきたフリーランス、ソーシャルアパートメントのメンバーと起業してみた。 [インタビュー]

プライベートな時間を大切にしながら、自分のペースで人との交流が楽しめるのが魅力のソーシャルアパートメント。首都圏を中心に50棟ほど展開し、20代~30代の世代から人気を集める交流型の賃貸マンションです。

今回は小田急小田原線狛江駅から徒歩15分、北欧をコンセプトとした「ソーシャルアパートメント狛江」に入居して4年を迎える平戸拓弥さんにインタビューを実施。

最近、ソーシャルアパートメントの仲間たちと新しく事業を立ち上げた(!)と言う平戸さんに、日々の暮らしや、現在取り組んでいることについて聞いてみました。

ソーシャルアパートメントで出会った、自分軸を持つ人たち。

ーはじめに、平戸さんがソーシャルアパートメントに住もうと思ったきっかけを教えてください。

平戸さん:

率直に言ってしまうと、当時お付き合いをしていた方と同棲を解消したことがきっかけです。ひとり暮らしをする意欲も沸かず、広い家に半年ほど住んでいる状態でした。そんなとき、幼馴染から「ソーシャルアパートメントに引っ越した」と聞いて、どんなものかと遊びにいってみたんです。

狛江駅には降り立ったこともなかったんですが、初めてソーシャルアパートメント狛江を訪れたとき、そこで暮らしている人たちに家族のようなあたたかさを感じました。

そこから入居を決めるまでに時間はかからなかったですね。同棲前は海外からの旅行客のガイドをしながら全国を旅していたこともあり、「新しい人と出会いたいな」とは漠然と思っていたんです。

ー幼馴染が暮らしていたこともあり、住むイメージも浮かびやすかったかと思います。実際に暮らしてみていかがですか?

平戸さん:

それまでは毎晩飲み歩くような生活を送っていたんですよ。もちろん楽しさはあったけど、何もアップデートされていないような感覚がずっとあって。新しい人に声をかけてみても、長く続かないような薄い関係に留まっていました。

それが、ソーシャルアパートメントに来てからは、本当に友だちだと思える人たちと、濃い時間が過ごせるようになった気がします。ここには、自分の軸を明確に持っている人が多いんです将来のビジョンやソーシャルアパートメントに引っ越してきた理由をしっかりと語れる。周囲に流されず、自分にとってプラスになるような判断が意識的にできる。そういう人の集まりだからこそ、話していて面白いですね。

各々がいろんな価値観を持っているので、みんなのストーリーを知ることも楽しいです。バックグラウンドを知ってから、改めてその人を見つめてみると、「だからこういう行動をするんだ!」と腑に落ちることがあったり。

ソーシャルアパートメント狛江は本当に住んでいる人たちがいい人ばかりなんです。全体で44世帯と、ちょうど1クラス分くらいの人数なので、他の物件と比べて家族感があると思います。全体で呼びかけてひとつのテーブルで食事をしたり、みんなで遊びに行ったり。僕は人の名前を覚えるのが苦手ですが、ちょうどいい人数だと感じます。

住人と一緒に新規事業に取り組む。その理由とは

ー平戸さんはソーシャルアパートメントの仲間と事業を作っているそうですね。どんなサービスなんですか?

平戸さん:

今取り組んでいるのは、「隙間時間をエンタメに」をコンセプトとした、旅行インバウンドサービスです。僕は大学時代を海外で過ごし、社会人になってからも旅行会社でガイドをする仕事をしていたこともあって、もっと日本のことを海外の人に知ってもらいたい、という想いがあります。

今は人気観光地に人が集中しすぎてオーバーツーリズムが起こってしまったり、海外から訪れる旅行客に対してガイドできる人が少なかったりと、さまざまな課題がありますよね。

それに、海外の人たちは移動時間を持て余していると思うんです。特に、距離が遠いヨーロッパの人たちは5分だって惜しいはず。それなのに、どこでも読める本や同じ人との雑談、YouTubeなどで時間を潰すのってもったいないじゃないですか。

だから、英語が話せる人や英語を勉強中の人たちに、地理や歴史、文化を学んでもらって、旅行客の移動時間を一緒に過ごしてもらうようなサービスを構想しています。

体験って結局、“誰”としたかに尽きると思っていて。だから、日本について詳しく知っている人と時間を過ごせば、より素晴らしい体験になるはず。移動中に特定のトピックで雑談できるトークカードや、「この場所で写真を撮ってみよう!」と提案するイベントカードなども用意して、どっぷり日本の旅行を楽しんでもらえるような仕掛けを作りたいです。

ー斬新なサービスですね。これをソーシャルアパートメントのメンバーとやろうと思ったきっかけは何だったんですか?

平戸さん:

僕はこれまでずっと、1人で働いてきました。新卒で入った会社も3日で辞めてしまったし、旅行ガイドも自由にやらせてもらってきたことで、「何でも自分でできるはず」「信じれるのは自分だけだ」という想いが強かった。

それが、ソーシャルアパートメントを通じて仲間の良さに気付きました。人と深く関わったことで、「この人、自分にはできないことができるんだ!」と思うようになったんです。

今はソーシャルアパートメント狛江を始め、他物件の人たちそれぞれが持っているスキルを活かして事業を作っています。動画編集やデザイン、資料作りなど、本当にいろんなことができる人が集まっているんですよね。

他にも、鉄道会社で働いている人や、ホテルで働いている人、トラベル系インフルエンサー、日本に移住してきた海外の人に意見を聞いてみたりと、いろんな人の力を総動員させてサービスを作っています。先日法人登記もしました。

ー狛江だけでなく、他のソーシャルアパートメントのメンバーもいるんですね。

平戸さん:

そうなんです。僕はここに住んで今年で4年目になるのですが、もともとは1〜2年ほどで出るつもりだったんです。でも、2年を過ぎたころ、他の物件に遊びに行くようになってから、さらにコミュニティが広がっていって。これだけいろんな人に出会えるとは思っていませんでした。この環境をすごく気に入っているので、今後もしばらく住む予定です。

みんなと協力して事業を進めるのはすごく楽しいですね。共有部に集まって、「こうしたらいいんじゃないか」とアイデアを出し合う時間はソーシャルアパートメントならではだと思います。

ここでの暮らしを体験していない人に、ソーシャルアパートメントの生活を伝えるのって難しいと思うんです。だから、みんなと事業に取り組んでいることを発信することで、ソーシャルアパートメントの良さを対外的にも伝えられたらいいな。

心踊る体験を、伝えたくなる思い出に。

ー最後に、ソーシャルアパートメントへの入居を考えている方に向けて、メッセージをお願いします。

平戸さん:

趣味を持っていたり、ズバ抜けたものを持っていたりする人は、どんどんまわりを巻き込んでいってほしいです。スポーツでも、将棋でも、料理でも、それが仲間と一緒に楽しむきっかけになったり、教えあったり、僕みたいに一緒に仕事をすることに繋がっていくはず。

また、僕たちが取り組んでいる事業も仲間を募集しています。僕が大切にしている「心踊る体験を、伝えたくなる思い出に」というコンセプトに共感してくれる人は、いつでも大歓迎です。僕はいつでも狛江ににいるので(笑)一緒にお話ができたら嬉しいです。

気になる人は一度内覧に来てください! 最初にラウンジの扉を開けるのはハードルが高く感じるかもしれないけど、必ずあたたかさを感じてもらえると思うから。

取材・執筆:いしかわゆき

撮影:横田宗明

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