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ここは“Giver”の集まり。与える人たちが思いやりを持って暮らしています|ターミナルズ茨木

ソーシャルアパートメントに興味を持つ人たちに大人気の入居者インタビューシリーズ。

今回は2019年に大阪初の新築ソーシャルアパートメントとしてグランドオープンした「ターミナルズ茨木」にオープニングから住む野川さんにお話を伺いました。

野川さんは仕事で滞在していたシンガポールから帰国後、交流できる物件を探していてターミナルズ茨木を選ばれています。

今回は野川さんが半年間のソーシャルアパートメント(以下SA)での暮らしを経て、何を感じているのか、どのような日々を過ごしているのかなど普段過ごしているラウンジでお話を伺いました。

関西初ということで4000字近いロングインタビューとなっていますので、お時間あるときにご覧になってみてください。

※今回のインタビューは、関西オフィスに配属されたばかりのSA大好き新人笹木が担当します。

野川悠人(のがわ ゆうと)
シンガポールで経営修士号取得・外資系メーカー勤務の後に帰国、2019年よりSA茨木にオープニングメンバーとして入居。現在は、人材コンサルティングやプロコーチとして働く他、SAメンバーと事業開発やイベント運営を行っている。


ー今日はよろしくおねがいします。

野川さん:こちらこそよろしくお願いします。

ーさっきから気になっていたのですが、後ろのキッチンでみなさんなにか準備されてますね?

野川さん: 今日は味噌づくりのイベントがあるんですよ。元女医さんでプロの料理研究家の入居者がいるので、大豆から味噌をみんなで作ろうという会です。

ー味噌づくりですか!なかなかない機会ですね。

野川さん:ここではこういうイベントが活発です。僕もあとで参加する予定です。

人と繋がることができる場所

ーお楽しみ前にありがとうございます。さっそくですが、野川さんがSAに入居を決めたきっかけから教えてください。

野川さん:タイミングは海外からの帰国です。ターミナルズがオープンする6月頃に関西で家を探していました。ただ一人暮らしではなく、交流型の物件に住みたいと探していたところHPでターミナルズを見つけました。

ー海外というとお仕事ですか?

野川さん: はい、仕事とMBA(経営修士)の学位取得のためにシンガポールにいました。外資系の医療機器メーカーに勤めていたのですが、仕事しながら大学院に通うという生活をしていました。

ー仕事と学問の両立をされていたのですね!どんな暮らしだったのですか?

野川さん:暮らしは大学院の寮に住んでいて、4人のルームメイトと共同生活をしていました。暮らしは、正直しんどかったです(笑)一緒に暮らしていた子たちは、国籍もバラバラで文化の違いも感じたんですが、なにより家の中で常に人の気配を感じることがしんどくて…

もともと自分のパーソナルスペースは大事にしたいタイプで、寮生活をするまでは共同生活なんて自分はすることないなと思っていました。

ーなるほど。にも関わらず、交流があるSAを選ばれた理由はなんでしょう?

野川さん:確かにしんどい面はありましたが、人と繋がりたいという思いが強かったからです。その中でも常に空間をシェアするわけではなく、パーソナルスペースを保ちながら程よい距離感で暮らしていける物件を探していました。それがまさしくSAのコンセプトで、僕の求めていたライフスタイルだったということです。

程よい距離感でいられる暮らし

ーSAのコンセプトに魅力を感じて頂けたのですね!実際に半年ほど暮らしてみて住み心地はいかがですか?

野川さん:とても満足しています。ラウンジなどの共用部で人と繋がるスペースがありますし、その一方で部屋の中にお風呂やキッチンもあるので程よい距離感で暮らせています。

共用部と部屋の導線が交わらないので外出してもそのまま部屋に帰れるのも満足してます。とはいえ、今はコミュニティが楽しく居心地が良すぎて共用部に出ない日はほぼないのですが…

ただ一つ、共用部がキレイ過ぎて家じゃないみたいなのは問題だと思います(笑)

ーキレイ過ぎて困る…なるほどそういう視点もあるのですね(笑)でもみなさんキレイに共用部を使用されていますよね。

野川さん: そうですね。共用部のキッチンはみんなで使う場所なので、僕もキレイに使うよう気をつけています。当たり前のことですが、次の人が気持ちよく使えるように使ったものは元どおりに戻す。誰かがちょっと洗い物忘れてるなって時はついでに洗ってあげるとか。あとはやっぱりハウスキーパーさんが困らないように心がけています。

※SAには共用部の清掃を担当するハウスキーパーがいます。

ハウスキーパーとの信頼関係

ーハウスキーパーのことまで考えてくださっているなんて…嬉しいです。ハウスキーパーには私たちも信頼を置いています。

野川さん: そうですね、ハウスキーパーさんとは週5回ぐらい顔を合わせるので僕たちも近い距離感で話せています。ハウスキーパーさんのお子さんの話を聞いたりコミュニケーションも多いですね。そういえばこの後の味噌作りの会にもお子さんと一緒に来てくれるそうです。

ーそれは相当な信頼関係ができていますね。 さきほどハウスキーパーさんが困らないようにと仰っていましたが、具体的なことはありますか?

野川さん: 僕が提案したひとつに、冷蔵庫の中身を食べつくしてしまおう会というイベントがあります。共用部に設置してある冷蔵庫は中身を月イチで撤去されてしまいますが、それはハウスキーパーさんのお仕事*です。*一部物件を除く

ただ実際余ってる食材を捨てるなんてもったいないし、それをハウスキーパーさんにして頂くのも心が痛くて…みんなで美味しく食べたほうがいいじゃないですかということで企画しました。

そんな風に普段とてもお世話になってるのでこの間、いつもありがとうの意味を込めてみんかからプレゼントを渡したりもしましたよ(笑)

ーす、素敵すぎる…良い関係が築けてそうで私たちもとても嬉しいです!

寿司職人がラウンジで寿司を握る

ーところで味噌づくりイベントから気になっていたのですが、ほかにはどんなイベントが開催されてきましたか?

野川さん:最近ではクリスマス会をしたばかりですが、やはり季節の催しは参加率が高いですね。ほかにもいろいろとあったのですが、おもしろかった企画だと寿司職人がラウンジに来たイベントがあります。

入居者の友人にプロの寿司職人がいたので、ラウンジに来てもらい、キッチンで寿司を握ってもらいました。

次回の企画は、入居者のお父さんがミシュランの星が付いたシェフとのことで、ラウンジで料理を振る舞ってもらう予定です(笑)

ーそ、それは楽しそうな企画ですね!料理系が多いですか?

野川さん:そうですね、やはり料理系が人が集まりやすいと思います。そういえば日頃からラウンジで食事をする機会が増えたので、外食もすっかり減りました。

みんなが作る料理がおいしすぎてよくおすそ分けをしてもらいますが 、自宅にレストランがある感じです。

ーそれはSAならではの光景かもしれないですね(笑)

入居者同士で事業を立ち上げ

ーほぼ毎日ラウンジにいるという野川さんに聞いてみたいのですが、朝昼夜のラウンジの雰囲気はどんな感じですか?

野川さん: そうですね、朝はそれぞれの準備があったりするのでおはよう、と日常会話するぐらいで結構個々に動いてる感じです。

昼は働きに出て家を空ける人も多いのでまったり寛げる雰囲気でしょうか。

夜はお酒を飲んでる人やご飯を作ってる人がいたりして賑やかです。一応勘違いされないよう補足ですが、お酒のペースは人それぞれなので飲み会というよりは晩酌って感じの雰囲気なのでご安心を(笑)

ターミナルズ茨木のワーキングスペース

ー野川さんは日中もラウンジにいることがあるのでしょうか?

野川さん: リモートワークができる会社なので、週1.5日ぐらいは自宅で仕事をしています。共用部のワーキングラウンジは居心地が良いので集中できますし。

最近は屋上でモーニングワークを始めました。価値観の合う入居者たちと始めたのですが、朝を一緒にできると刺激になりますよね。

実際にこの場から一緒に事業をやろうというプランが生まれ、動き始めていたりしますしいい事だらけです。

ー事業まで生まれているんですか!すごいエネルギーですね!!

野川さん: “人と繋がりたい”という同じ想いを持っている入居者と住んでいるからでしょうか。ビジネスパートナーが一緒に住んでいるというよりも、一緒に住んでいたからビジネスパートナーが見つかったというような感覚でして。

立ち上げた事業も人材系の仕事で、関西で社会人と学生を繋ぐというような事業内容なので、”人をつなぐ”というようなキーワードで共通しています。

ーそれは楽しみな事業ですね。

ターミナルズ茨木の屋上

与え合うことが循環している場

ーお話を聞いているとSAは仕事を含めて、生活の全てがここで完結するような印象を受けました。入居者同士で刺激を与えあって、良い関係を築いていることが目に浮かびます。

野川さん: はい、本当にこの場所は最高です。お世辞じゃないですよ(笑)もちろん僕自身、外のコミュニティを求めにいくことはありますが人と繋がりたいという想いがなにより大きいので、その繋がりを家で得られることは一番のメリットと思っています。

ーなるほど、最後に野川さんにとってターミナルズ茨木はどんな場所ですか?

野川さん:ターミナルズは思いやりあふれる”Giver”の集まりで、与え合うことが循環している場だと思います。

与えるというのは、それぞれが仕事で得た経験だったりスキルだったり。日常の行動でも、例えば何か改善の提案をしても否定せずに建設的に意見を出しあえる関係性だったり。

それらがうまく循環している理由は、住んでいる人たちが自己を確立したうえで、”人と繋がる”という瞬間を選択できる環境であるからこそではないでしょうか。

身勝手な人がいたら循環しないですし、 人と繋がる瞬間を選択できず強制されるような環境だと辛いですし…

ターミナルズ茨木はそんな場所だと思っています。

あと、ここには努力家な人が多いですね。今置かれている環境に満足せずに努力し続けている様子が一緒に暮らしてると見えるので、そんな姿が本当に刺激になります。

ー与え合う人が集う場所、茨木の思いやりあふれるコミュニティが想像できました。今日はお忙しい中ありがとうございました。

(Text by Sasaki)

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